麻しん(はしか)患者の発生について
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以下のとおり都内で麻しん患者(検査診断例)の発生がありました。
管轄保健所において疫学調査を実施し、接触者の健康観察を実施しています。
また、患者の行動歴を確認したところ、周囲に感染させる可能性のある時期に下記の公共交通機関において不特定多数の方と接触した可能性があることが判明しましたのでお知らせします。
公共交通機関へのお問い合わせは御遠慮ください。
患者の概要
| PCR検査 結果判明日 |
性別 | 年齢 | 症状 | 海外 渡航歴 |
ワクチン 接種歴 |
発病日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月24日 | 女性 | 20代 | 発熱、咳、コプリック 斑(※1)、発しん |
有(※2) | 無 | 4月20日 |
※1 頬の粘膜(口のなかの頬の裏側)に出現する、やや隆起した1ミリメートル程度の白色の小さな斑点。
※2 推定感染地は国内
患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある公共交通機関
4月19日(日曜日)
東京空港交通株式会社 リムジンバス バスタ新宿から成田空港第3ターミナルまで
(7:00発 8:15着)
4月22日(水曜日)
東京空港交通株式会社 リムジンバス 成田空港第3ターミナルからバスタ新宿まで
(18:30発 20:00着)
上記日時に当該公共交通機関を利用された方は、体調に注意し、麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診してください。
本情報提供は、感染症の拡大防止のために行うものですので、患者及び患者家族等の個人情報については、プライバシー保護の観点から本人等が特定されることのないよう、格段の御配意をお願いいたします。
都民の皆様へ
麻しんは感染力がきわめて強い感染症で、その感染力はインフルエンザの約10倍といわれています。
感染すると約10〜12日の潜伏期間の後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。発症前日から周囲への感染力が生じると言われています。
(参考)麻しんとインフルエンザの感染力の比較
感染症の種類 |
基本再生産数※ |
|---|---|
麻しん |
12~18 |
インフルエンザ |
1.2~2 |
出典:第103回厚生科学審議会感染症部会資料(厚生労働省)
※基本再生産数:全員がその感染症に対する免疫をもっていないと仮定して、1人の感染者が何人の人にうつしてしまうか
麻しんは予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。
麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
ワクチン接種によって体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑え込むことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することができます。麻しんは昨年から国内での報告数が増加しており、海外渡航歴のない場合も感染が確認されています。体調が悪い場合、特に発熱している方は外出、移動、人に会うことを控え、自宅等で療養してください。
海外に渡航し、帰国後3週間以内に発熱や発疹などの麻しんを疑う症状がある場合は、かかりつけ医または医療機関にまず電話で相談してください。受診の際は、必ず事前に受診先医療機関に海外渡航歴及び麻しんの疑いがあることを連絡の上、公共交通機関の利用を控えて、医療機関の指示に従って受診してください。
(麻しんに関する基礎知識や予防接種及び相談について、詳細はこちら➡)
参考
厚生労働省リーフレット:「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。
出国前
帰国後
※参考 麻しん(はしか)とは